昭和59年創業の青ヶ島酒造が蔵元。人口200人程の小さな「青ヶ島産」の大変稀少な焼酎です。NHK「ものしり一夜づけ」のなかで焼酎ハンターが追った幻の焼酎として登場した入手困難な焼酎の1つ。青ヶ島内で取れたさつまいものみを使用した本格焼酎。
「青酎」は江戸末期、約68キロ北にある八丈島の流人が青ヶ島に伝えたとされています。1周9・4キロの島は、高さ200―50メートルの断崖(だんがい)絶壁に囲まれており、冬になると、強風で外部との交通が1か月以上閉ざされることも度々。そんな時に島民がたしなんできたのがこの青酎。この焼酎の面白いところは、島民の10名ほどの芋農家がそれぞれに「青酎」を造っているため、ラベルは同じでも、生産者によって味わいが違ってくるというところなんです。
島で採れるサツマイモに麦こうじを加え、「野性味のある味わいとコク」が売り文句のこの青酎。口に含むと芋焼酎ファンにはたまらない香りが、強烈に口中に広がります。
島民に愛された銘焼酎を是非試してみては・・・。